| りんごの木 専門セミナー |
心理臨床相談室りんごの木 オンライン専門セミナー
『臨床領域におけるサイコセラピー』のご案内
7月、8月で行われ、今回もご好評を頂きました『事例で学ぶサイコセラピー』も無事に終了いたしました。参加者の皆さんから、「これまでは感覚的にしか受け止められなかったことが、オンタイムと録画配信もあわせながらじっくりと味わったり考えることができました。」や、「基本的な姿勢は文字にすると抽象的で、分かるような分からないようなと思っていたため、この度ケースを通して具体的に解説でようやく腑に落ちました。」、「サイコセラピーの基本姿勢が分かった。」などなど、多くのご感想が届いております。ご参加頂いた皆さんの日々の臨床に役立っていたら幸いと思っております。
さて、これまでのセミナーでもリクエストを頂いておりましたが、臨床領域毎に気をつけないとならない点について関心をお持ちの方が多いようでした。そこで今回の専門セミナーは、サイコセラピーの事例を軸としながらも、それぞれの臨床領域におけるサイコセラピーについて考えていきたいと思います。
ご自身の領域ばかりではなく、他領域について理解しておくことも、連携の上で役立ちます。今回も基本的も振り返りつつの全4回で進めていきたいと思います。各回毎の参加も可能です。
今回もオンタイムで参加できない方には、録画配信での視聴も可能です。「今の環境で、なかなか上手くいかない」、「他職種とのやり取りが大変」と感じる方、必見のセミナーです。
是非みなさんのご参加をお待ちしております。
日 時:令和7年11月16日(日) 第1回『医療領域とサイコセラピー』
令和7年11月30日(日) 第2回『福祉領域とサイコセラピー』
令和7年12月 7日(日) 第3回『教育領域とサイコセラピー』
令和7年12月21日(日) 第4回『スポーツ領域とサイコセラピー』
(時間は各回共10:00~12:30)
※期間限定で録画配信いたします(オンタイム参加の方も視聴可能です)
場 所:ZOOMにて
参加資格:臨床心理士、公認心理師、臨床心理系大学院生、心理臨床に携わる方
講 師:細川 佳博(心理臨床相談室りんごの木 代表)
費 用:各回;6,000円(全回参加の場合、22,000円) 振込でお願いします
※大学院生は各回3,000円(全回参加の場合11,000円)になります。
定 員:各回30名程度
申込方法:Googleフォーム(https://forms.gle/EBWrMcv3onBJen8b7)よりお願いします。
折り返し、お振込み口座をお伝えしますでの、お振込をお願いします。
問い合せ:心理臨床相談室りんごの木 ringo_no_ki_0601@yahoo.co.jp
【講師プロフィール】
細川 佳博(ほそかわ よしひろ) 臨床心理士、公認心理師、認定スポーツカウンセラー
岩手県盛岡市出身。2001年筑波大学大学院博士課程単位取得退学の後、医療法人智徳会岩手晴和病院臨床心理士、主任臨床心理士を経て、2008年に医療法人唐虹会進藤病院心理室長。2010年より心理臨床相談室りんごの木代表。九州大学外部指導面接員、西九州大学研究員(外部スーパーヴァイザー)
分析心理学(ユング心理学)を基本的な拠り所として、医療領域をはじめ、スクールカウンセラーや学生相談室、産業領域など、多領域に渡って臨床に携わっている。また、心理療法や心理検査のスーパーヴィジョン、研修会講師なども行なっている。
【講師より一言】
私たちの心理臨床の実践の場は、私設の心理相談機関などのごく一部を除き、そのほとんどは心理以外の臨床領域を主とする場の一部所として設置されています。医療機関においては、『医学』の考え方が主であり、福祉機関においても『福祉』の考え方、学校現場では『教育』といった具合に、他も同様です。それ故に、私たちは心理臨床という文法を持っていながらも、それをそのまま実践することが簡単ではなく、時には自分の文法を忘れたり手放したりすることで、置かれた場に適応しようとすることが少なくありません。せっかく心理臨床特有の視点がありながら、それを生かさないわけですから、これは正直なところとても勿体無く感じます。‘ドクターもどき’や‘ケースワーカーもどき’などになっても、クライエントや利用者にはあまりメリットはないでしょう。ただそうは言っても、心理臨床の視点を活かすには、各々の現場の見立てやそれに伴った留意点や工夫をする必要はあるでしょう。
今回の専門セミナーでは、各領域の特性の理解を深めつつ、心理臨床の特性や独自性を改めて考えていきたいと思います。ご自身の所属する領域に限らず、それ以外の領域と連携する機会あるでしょうから、色々な領域を理解しておくことは、心理臨床の実践に役立つことも多いと思います。他領域にも関心を広げる機会になればと思います。
今回も後半は事例を通しながら、さらに理解を深めたいと思いますので、皆さんのご参加を是非お待ちしております。



